発達障害の傾向を持つ子へのフォローとして私たちができること

発達障害の傾向を持つ子へできること

 

ADHD自閉スペクトラム症の傾向を持つ子は、年々増えつつあります。

それも、日常生活に支障はないものの、その特徴によって違和感を抱えることがあります。

 

ADHD傾向 日常的に見られる特徴の例

・忘れ物の多さ

・授業中に隣の子にちょっかいを出して教師に怒られる

・話の部分やワードに反応して、文脈を汲むことが苦手

・話があちこちに飛び、落ち着いて話をすることが苦手

・身体の怪我やあざが多い、交通事故に遭いやすい

・興味のあるものと無いものの差が大きい

 

自閉スペクトラム症傾向 日常的に見られる特徴の例

・相手がわざと怒る皮肉を言う

・何事にも勝ち負けのこだわりが強く、相手を強引に負けさせる

・手先が不器用、歩き方や姿勢のバランスがとりにくい

・自分や相手の感情を感じ取ることが苦手

・自分の疲れに気付きにくい

 

 

 

家族や教師など周囲の大人ができること

・不適切な行動や、相手の心や身体を傷つける行動などは落ち着いて伝え、人と接する最低限のルールとして守ってもらう

 

ADHD傾向

・適した行動を端的に分かりやすく伝え、それができたら褒める 

・落ち着きのない子には、教師のお手伝い係など、動いて良い役割を持たせる

・忘れ物に対しては、何度も確認する習慣をつける(ミスがないかダブルチェック、第三者に確認してもらう)

 

自閉スペクトラム症傾向

・周囲の方が声をかけ、定期的に休みを取ってもらう

・「今、□□な気持ちだったのかな」と他者にフィードバックしてもらい、自分の気持ちについて知る機会をつくる

・他者へ傷つく言葉を言った時には、本人も傷ついた反動で言っている可能性があるので、「◯◯したかったんだね」と本人の気持ちを受け止めつつ、「そう言われると私も傷つくよ」と相手にも気持ちがあることを、その都度伝える